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Shop ‐取扱商品‐

進物(ギフト)

焼き菓子、コンフィチュール、ショコラ、マカロン、プレミアム珈琲ゼリー

イヴェント菓子

こだちロール、朝焼き商品​

生菓子

シュトレン、ガレット・デ・ロワ

Cafe Concept ‐静カフェ‐

当カフェは通常の会話を楽しむカフェとは異なり、おひとり様利用おすすめの読書カフェとして運営しております。
2名席にご案内いたしますが、お話しをする場所として想定しておりません。
席をあえてずらして配置していることのご理解をお願いいたします。
当店の静カフェの「静かに過ごす時間を共有すること」を楽しみ、大切に利用くださるお客様(本をご持参されるご夫婦や母娘さま、気持ちを整えられるようにお過ごしされる方達)も多く、とても嬉しく思っております。
お一人様専用としてはいないこともご了承くださいませ。
※中学生以上のご利用とさせて頂いております。

カフェ イヴェールボスケ

〒922-0444
石川県加賀市宮地町リ60-1

TEL:0761-74-5333(お客様用)

営業時間

Shop 10:00~18:00

Cafe 11:00〜17:30 (L.O〜17:30)
木曜延長カフェ
11:00〜19:00(LO18:00)

休 業 日

日・月曜定休 (イベント等変更あり。営業カンレダーにて告知)

カフェ イヴェールボスケ

〒922-0444
石川県加賀市宮地町リ60-1

TEL:0761-74-5333(お客様用)

営業時間

Shop 10:00~18:00

Cafe 10:00〜17:30 (L.O〜17:30)
木曜延長カフェ
11:00〜19:00(LO18:00)

休 業 日

日・月曜定休 (イベント等変更あり。営業カンレダーにて告知)

福島県の旅

こんばんは
ずいぶん久しぶりになってしまい申し訳ありません。
明後日の土曜日の夜カフェの準備は進めております。ご心配をおかけしてすみません。素敵な時間になりますよう、店主も楽しみにしております。
この夏は猛暑や台風そして地震、自然が猛威を振るうことが多く、日々の暮らしを見直し、ひとつひとつ大切に時間を過ごすこと、よりよく生きる道を再考する必要性を感じています。被災された方々の少しでも早い復興を祈るばかりです。
以下、長文になりますが、書いては消し、また書いては消しを繰り返した福島の旅の感想文です。お時間がある時にでもお読み頂けましたら幸いです。
21日から3日間お盆の代休を頂き家族で旅に出ました。今回の目的は大きく分けて
①堀部安嗣氏設計の「那珂の家」に訪問させて頂く
②福島原発の現状を知る
③福島・桃農家さんを訪問させて頂く、以上の3つでした。
①の目的である茨城県の「那珂の家」の施主さまは昨年の「5周年記念建築映画上映会」の時に御夫妻でお越しいただきました。堀部氏に設計を依頼する際に訪問させて頂いたことがあり、家族は初めてですが、私は8年ぶりの再訪でした。ご主人さまはお仕事で不在でしたが、奥様がおもてなし下さり、以前と変わらぬ、美しい佇まい、地元の田園風景の中でカフェを開く決心を大きく促してくれた建築が変わらぬ姿であり、また築10数年とは思えない生活空間の美しさに建物に対する愛を感じずにいられませんでした。東日本大震災の影響は茨城県も大きく、普段の生活に戻るまでのご様子をお聞きし、大切なものを守りながら暮らすことの喜びと覚悟を見せて頂いたように感じています。
②の目的である「福島原発の現状を知る」は興味本位で考えていけないことと理解しておりました。しかしながら、国道6号線を北上するにつれて増えて行く放射線量の数値(道路の温度表示計のような表示計が有ります)、海が見えない程高く延々と造られた海岸堤防、広く整地された土地に新しく建てられた人影のない駅、アスファルトの駐車場が背の高い雑草に占領されている全国区の量販店の数々、ほとんどの道路に設置された住居侵入を防ぐための封鎖冊、すれ違う処理土運搬ダンプカーの数、そして、時間が決められているのだろうか送迎用のマイクロバスのハザードだけが点滅している駅前   
 言葉を失う私がいました。
時が止まった街をみて、まちとは「道路があることや建物や公園があることではなく、人の営みのこと」であり、人々の活動のことを「まち」と呼ぶのだろう。
実際に現地に行って私が理解したことは「まち」が無くなっている現実でした。そしてもうひとつ、津波や地震で被災した土地はわずか数キロ離れたところで復興が始まっている。今は人影もない新しい駅舎もあと数年で人々が行き交う新しいまちが出来るのだろう。しかし、放射線で被災した土地は時が止まったままであろうということです。
私は電気を使用して快適に暮らしています。電気を利用して菓子を作り、飲み物を提供しています。これからも、おそらくしばらくはずっと。
電気は必要だけれども、これからのために考えることも必要。私たちの、子供達の未来のために責任を持てるように…。
今回、故郷に帰ることが出来ない街の人たちがいる現状を受け止め、真剣に考えることが出来る年齢(高1と中2)で子供達と福島原発の現状を知る旅が出来たことは良かったのではと考えています。私たちも父親として母親としてそして日本人として考え続けていきたいと思います。
③の目的である桃農家さんへ訪問ですが、浪江町(原発被災地)から60km以上離れた福島盆地に有ります。山を2つ3つ超えて、2時間以上、放射能関連の看板などは無くなり、大きな街が現れてきます。人口186万人の福島県の県庁所在地、福島市の中心地を超え、西へ数キロ程進んだ先の扇状地に桃畑があります。私は今回で3回目の訪問になります。何か復興のお手伝いを出来ないかと始まった福島桃とのご縁ですが、今では味や香の濃さ、果肉の密度具合い、そして生産者の情熱や人柄に惚れ込んでいます。2カ所の桃農園様から桃は送っていただいており、一人目は亡くなったお父さんの畑を受け継いで、実直に桃作りに取り込んでいる青年の方、二人目は3年前に紹介頂いた糖度世界記録と福島を元気にすることに情熱をかける方。どちらも大切にお付き合いを続けていきたいと思っています。今回も2軒の農家様にご挨拶させていただきました。
1軒目はりんご狩りもさせて下さり、家族が大喜び。さっそく畑でかじるリンゴの美味さを体験。「さんさ」という酸味と甘みがある早生の品種です。
2軒目は丁度出荷で大忙しの時間、小さな赤ちゃんを抱えての奥様の作業、家族で農園を営む様子を拝見、「黄貴妃(おうきひ)」という黄桃の品種を分けていただきました。とても香が良い、甘みが濃厚な桃です。
どちらの農家の方もお忙しい時に伺ったにもかかわらず、受け入れてくださり感謝です。また美味しい菓子を作りたいと思う力をたくさん頂きました。
帰路につき、新潟を通過中の夕日です。

後ろで爆睡中の子供達、隣で寝ようとする奥さん、「コンニャロメ~!」器の小さい店主です…。

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